samba 導入編 2 CentOS 5 [Linux]
swatの設定
- 基本設定
「GLOBALS」をクリック。表示モードの変更で、「詳細表示」をクリック。
= から右を入力。
dos charset = CP932
workgroup = HOGEHOGE (好みのワークグループ名で)
netbios name = SAMBASV (CENTOS5 とか、好みの名前でok)
passdb backend = tdbsam
「変更を反映」をクリック。 - ファイル共有設定
「SHARES」をクリック。
ファイル共有の作成に shares と入力し「ファイル共有の作成」をクリック。
次に、「ファイル共有の選択」の「▼」で今の shares を選択し
「ファイル共有の選択」をクリック。
= から右を入力。「▼」のところは「▼」で選択。
comment = 共有データ
path = /home/shares
read only = No
available = yes (デフォルト値をクリックでも可)
「変更を反映」をクリック。 - 「端末(GNOME 端末)」を開き、smb.conf を確認する。
(SWATからVIEWをクリックしてもOK、smb.confが表示される。)
$ cat /etc/samba/smb.conf
# Samba config file created using SWAT
# from 127.0.0.1 (127.0.0.1)
# Date: 2007/04/29 20:29:45
[global]
dos charset = CP932
workgroup = HOGEHOGE
netbios name = SAMBASV
passdb backend = tdbsam
ldap ssl = no
[shares]
comment = 共有データ
path = /home/shares
read only = No
となっている筈。
この中の、# は、「端末(GNOME 端末)」を開いた時のroot と別の意味。
どんな実行ソフトであるなど(覚書きというかメモみたいな物)が、書かれる行。
つまり、# が先頭にある行以外は、何らかのソフトが実行される為に書かれる行。 - Linux ユーザーの作成
ここでは、Linux ユーザーの作成。
最初に、CentOS 5 ユーザー、続いてsamba ユーザーを作成。
両方とも作成していないと、アクセス出来ない。
理由
samba はUNIX系ソフトなので、samba を通して Linux内に作成したファイルへ
アクセスする為。
Windows → samba → CentOS 5 の共有ファイル
この各所で、ユーザーとパスワードが無いと先へ行けない。
結果、Windows サーバとして、使えない事に。
(かなり大雑把で簡単すぎる説明だけれど。)
winbind を使う方法もあるが、今回は簡単に設定という事で、省く。
デスクトップ、タスクバー上の「システム」 → 「管理」 →
「ユーザーとグループ」 とたどる。
rootのパスワードを入力。
「グループを追加」 をクリック。
グループ名 : swat で workgroup に入れた hogehoge と入力。
グループ ID を手動で設定 : にチェックをいれて作る場合。
デフォルトの500 以降であれば、たとえば 1000とか5000でもOK。
わからないうちは、自動で割り当てられる ID でOK。
「ユーザーを追加」 をクリック。
ユーザー名: ichiro (例)
氏名: 空きのままでもかまわない。
パスワード: 6文字以上で、最初の1文字目だけ数字は駄目、アルファベットで。
(例 a12345)
パスワードの確認:再度入力
ログインシェル: CentOS 5 を使用するユーザーならデフォルトの
/bin/bash でも。
samba のファイル共有だけで Linux を使用しないユーザーならば、
/sbin/nologin を選択。
ホームディレクトリの作成: デフォルトのままでOK。
ユーザー用にプライベートグループを作成 : チェックをはずす。
(samba だけのユーザーの場合は、いらないと思う。)
ユーザー ID を手動で指定 : グループ ID と同じ。
わからないうちは、自動で割り当てられる ID でもOK。
先ほど作成したグループ hogehoge をダブルクリック。プロパティが出てくる。
グループユーザーをクリックし、先ほど作成した ユーザー ichiro を選択し
チェックを入れる。
最後に、「更新」 をクリック。 - 再び、swat に戻り、今度は「PASSWORD」をクリック。
「ローカルマシンのパスワード管理」 へ
ユーザー名:先程と同じ ichiro
新パスワード:同じく a12345
新パスワードの再入力:a12345
すぐ下の「新規ユーザー追加」をクリック。
Added user ichiro と出るはず。
出れば、samba にアクセスが可能になったので、さっそくsamba を起動。
swatの「STATUS」をクリック。
「smbd の起動」、「nmbd の起動」をクリック。smbd、nmbd とも「実行中」
となる。
これで、ファイルサーバとして機能しだした。 - ワークグループの設定。
Windows XP (HOME、Professional とも)
1. スタート → コントロールパネル → パフォーマンスとメインテナンス →
システム を選択。
クラシック表示の場合、スタート → コントロールパネル →システムを選択。
2. 「システムのプロパティ」から「コンピュータ名」タブを選択。
3. 「変更」をクリック。ワークグループに、HOGEHOGE (例) と入力。
4. OKをクリック。再起動指示があったら、その通り再起動する。
Windows 2000
1. スタート → 設定 → コントロールパネル → システム を選択。
2. 「システムのプロパティ」の「ネットワークID」 をクリック。
3. ワークグループに、HOGEHOGE (例) と入力。
4. 「OK」をクリック。再起動指示があったら、その通り再起動する。 - 実際に Windows からアクセスしてみる。
アクセス方法は色々あるが、簡単なのは Internet Explorer のアドレス欄に、
¥¥192.168.0.102 とsambaサーバのアドレスを入力。
IPアドレス最初の¥¥も英数半角モードで入力。
samba サーバに接続されると、ユーザー認証のダイアログが出てくるので、
ユーザー名:ichiro、パスワード:a12345 と入力するとアクセス出来る。
このユーザー名と、パスワードが、アクセスする Windows と同じだと、
ユーザー名やパスワードを入力しなくても、自動的にshares と
プリンタとFAX が出てくる。
さっそく、Widows のマイドキュメントなどにあるファイルを入れたり、
ファイルを作成し、エラー無く保存や読み込みが出来るかを確認。
上手く共有が出来ただろうか?
導入編として、shares 共有のみの設定。
自分専用の homes などの設定は次に書き込みつもり。
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- 発売日: 2005/10
- メディア: ムック
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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